研究課題
基盤研究(C)
ルシフェラーゼを導入した786-O腎細胞癌株を心注し、骨転移マウスモデルを作成した。骨転移巣と皮下に移植した腎癌細胞の発現解析では、骨転移巣で有意にHGFとマトリプテースの発現が亢進しており、HAI-2の発現が低下していた。また骨転移巣では有意にMETのリン酸化が亢進していた。恒常的にHAI-2をノックダウンした同細胞では、マトリプテースの発現が亢進しており、pro-HGF依存性に浸潤能、遊走能が亢進した。腎細胞癌の骨転移巣では、リガンド依存性にMETのリン酸化が亢進しており、HAI-2がそのregulatorである可能性が示唆された。
泌尿器科