研究課題/領域番号 |
15K10599
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
北村 寛 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (00404674)
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研究分担者 |
舛森 直哉 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20295356)
鳥越 俊彦 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20301400)
廣橋 良彦 札幌医科大学, 医学部, 講師 (30516901)
前田 俊浩 札幌医科大学, 医学部, 助教 (40438015)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 骨髄由来抑制細胞 / フローサイトメトリー |
研究実績の概要 |
末梢血における骨髄由来抑制細胞(MDSC: myeloid-derived suppressor cell)の検討 まず健常者静脈血を用いて、末梢血中MDSCの同定方法を確立し、その数および割合を算出した。 Lymphoprepを用いて末梢血から単核球を分離し、フローサイトメトリーにて解析を行った。CD14- CD11b+ CD15+細胞およびCD14- CD11b+ CD33+数はリンパ球ゲートをかけた細胞中、それぞれ3.88%および3.92%(いずれも平均)に認められた。また顆粒球型MDSC (CD11b+ CD14- HLA-DR- CD15high CD33low) は平均0.06%に、単球型MDSC (CD11b+ CD14+ HLA-DR+ CD15low CD33high) は平均0.48%に認められた。 上記のように、初年度は健常者血液を用いた実験を繰り返し、末梢血MDSCおよびそのサブカテゴリーの検出および解析方法を確立することができた。当初は患者血液を用いた検討も行う予定であったが、研究代表者の所属施設異動に伴い、新所属施設での倫理審査委員会審査が必要となり、初年度内の実施が不可能であった。本研究は富山大学附属病院倫理審査委員会にて平成28年3月17日付けで承認されたため、2年次は患者血液を用いてGC療法における末梢血中MDSC数の変化を検証する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の所属施設異動に伴い、新所属施設での倫理審査委員会審査が必要となり、申請および審査に時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
研究代表者の新所属先での実験体制を整備し、遂行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究代表者の所属施設異動に伴い、新所属施設での倫理審査委員会審査が必要となったため、申請および審査の間、研究が滞っていたことによる。
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次年度使用額の使用計画 |
リンパ球分離用試薬、フローサイトメトリー用試薬、フローサイトメトリー解析ソフトウェアの購入費用、実験補助員の人件費、研究成果の学会発表に関わる費用として使用する計画である。
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