研究課題
基盤研究(C)
膀胱癌は、再発率が高い上、生存率は低く、治療による副作用や手術によりQOLの著しい低下が見られる。そこでドラッグ・リポジショニング(DR)の考え方を活用し、α1ブロッカー型経口排尿障害治療薬であるナフトピジルを応用したQOL重視の新規治療法、予防法の開発を目指した。血中のナフトピジルとその尿中代謝物による二方向からの抗腫瘍効果が期待できる製剤を作製できた。安全性が確立されているナフトピジルでの膀胱癌の新規治療法の確立や再発予防への応用ならびに新規抗癌剤の開発が期待できる成果であった。
細胞・遺伝子治療、泌尿器系腫瘍