研究課題/領域番号 |
15K10630
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
柑本 康夫 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (50295820)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 尿路結石 / CT / 再発予防 |
研究実績の概要 |
以下の計画1~3について、患者を登録し、データを集積中である。計画1. 尿路結石患者における腎乳頭部CT値と内視鏡的観察によるRandall’s plaqueの検討:経皮的腎結石破砕術(PNL)あるいは経尿道的腎尿管結石破砕術(TUL)を行う上部尿路結石患者を対象として、内視鏡下に観察したRandall’s plaqueの数、面積と術前の単純CTで測定した腎乳頭部CT値との関係を検討する。計画2.尿路結石患者患者における腎乳頭部CT値と再発率の検討:上部尿路結石患者を対象として、腎乳頭部CT値と疾患重症度(結石歴および結石数で評価)、24時間尿化学所見および再発率の関係を後方視的研究および前方視的研究によって検討する。計画3.腎乳頭部CT値による尿路結石再発予防法の評価:飲水指導、食事療法、薬物療法などの再発予防を行う患者を対象として、治療開始前、1年後、2年後に単純CTを撮影し、腎乳頭部CT値の変化と再発予防効果(24時間尿化学および画像上の結石再発・増大から評価)との関連を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
計画2および3については、それぞれ50名、25名の患者を登録したが、計画1については、倫理委員会の承認に時間を要したこと、手術症例を対象としているため同意が得られない場合もあったため、現在まで4例の登録にとどまっている。
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今後の研究の推進方策 |
計画2および3については現状の患者登録および観察を継続する。計画1についても、同意を得る努力を積極的に行うことにより、登録患者を増やしたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初は研究に用いるコンピューターやソフトウエアを購入する予定であったが、既存のものを使用できているため、本研究課題の補助業務を行っている研究補助員に対する謝金としての支出が中心となったが、同補助員の業務量および勤務状況から交付金に余剰が生じることとなった。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度に研究補助員に対する謝金として使用する。
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