マウス腎移植におけるspontaneous tolerance現象のメカニズムを解明しそれを臓器移植に応用することを目的とした。Spontaneous toleranceが成立する組み合わせgroup A(DBA→C57/BL6)と成立しない組み合わせgroup B(C3H→C57/BL6)でドナーpDCとレシピエントのナイーブT細胞の共培養をした。C57/BL6からのTreg誘導率はgroupAでは10-15%であったのに対しgroupBでは3-5%と有意な差が見られた。誘導されたTregを含む共培養細胞を1週間前に投与し心臓移植するとgroupAではgroupBよりも生着延長が得られた。
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