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2015 年度 実施状況報告書

外耳・中耳に発現するABC輸送体と組織環境に伴う中耳真珠腫の発症・進行リスク

研究課題

研究課題/領域番号 15K10763
研究機関順天堂大学

研究代表者

楠 威志  順天堂大学, 医学部, 教授 (30248025)

研究分担者 中川 大  中部大学, 応用生物学部, 講師 (40397039)
豊田 優  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80650340)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード中耳真珠腫 / ABCC11遺伝子
研究実績の概要

中耳真珠腫罹患者と健常者のゲノムDNAを鋳型にして、「ABCC11遺伝子上の538番目の一塩基 (耳垢の乾・湿を決定する一塩基) が含まれる領域」をPCRで増幅する。そして、この増幅産物にたいしてシークエンス解析を行い、中耳真珠腫罹患者と健常者におけるABCC11遺伝子の遺伝子型を判別した。得られた結果は、X2検定およびロジスティック回帰分析、オッズ比を用いて解析し、中耳真珠腫の発症・進行リスクにおけるABCC11遺伝子の遺伝子型の影響を決定した。なお、3月31日現在、 中耳真珠腫罹患者13名について採血が終了している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

なお、3月31日現在、中耳真珠腫罹患者13名について採血を行い、ABCC11遺伝子の遺伝子型も決定している。近年の中耳手術症例が減少傾向にある。
目標症例は、100例以上をめざしている。

今後の研究の推進方策

上記の、症例不足に対して、海外協力施設であるハイデルベルグ大学より、中耳真珠腫患者の中耳真珠腫組織と血液などのサンプルを保存・移送して頂くことになった。

次年度使用額が生じた理由

昨年度は、予測していた中耳真珠腫手術症例が少なく、それに伴い組織、血液のサンプルも少なくなり、研究費が予定より少額となった。

次年度使用額の使用計画

今回の症例不足に対して、海外協力施設であるハイデルベルグ大学より、中耳真珠腫患者の中耳真珠腫組織と血液などのサンプルを保存・移送して頂き、すでにそのサンプルで研究を進めている。そのため、本年度は、研究用サンプルが増えるため、差引額を使用したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] ハイデルベルク大学(ドイツ)

    • 国名
      ドイツ
    • 外国機関名
      ハイデルベルク大学

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公開日: 2017-01-06  

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