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2016 年度 実施状況報告書

超音波検査による頭頸部癌頸部リンパ節転移診断基準の有効性に関する多施設研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K10831
研究機関地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所)

研究代表者

古川 まどか  地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), その他部局等, その他 (10511793)

研究分担者 藤本 保志  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (40344337)
門田 伸也  独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター), その他部局等, 医長 (40501846)
下出 祐造  金沢医科大学, 医学部, 講師 (60319043)
松浦 一登  地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 特任研究員 (70271947)
花井 信広  愛知県がんセンター(研究所), その他部局等, その他 (80381797)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード頭頸部癌 / リンパ節転移 / 超音波診断 / 扁平上皮癌 / 多施設研究 / データベース / 診断基準
研究実績の概要

研究計画の2年目として、クラウド型データベースに参加各施設よりデータ登録を施行した。データ登録に関するシステム完備のため、症例登録窓口としての事務局および登録担当責任者を配備し、データ管理や進行状況の把握を常に把握できるようにした。収集中のデータに関しては、データの入力もれがないように管理を行った。
また、データセンターでは、定期的にデータモニタリングを施行しており。これまでのところとくに問題なくデータ集積ができている。
画像データもデータベースにそのまま入力できる形となっており、患者個人情報等が出ていないことを確認、管理している。
収集されている症例とそのデータに関して、この1年で4回の研究会を開催し、研究参加施設及び、参加希望の多施設からも参加者を募り、途中経過を報告、検討していった。
さらに、登録症例の集積を続けながら、データ解析の準備として統計処理に必要なデータベース整理も施行中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

頭頸部進行癌治療での化学放射線治療の割合が増え、手術症例が少なくなる傾向があり、治療の影響がないリンパ節で、超音波診断による転移の有無判定とやリンパ節内部所見と摘出リンパ節の病理所見を対比するという本研究の対象症例データを集積することは難しくなりつつあるが、多施設研究ということで、順当に症例登録およびデータ集積が進んでいると思われる。

今後の研究の推進方策

現在の方法を継続して目標リンパ節数まで症例登録をすすめデータ解析を施行する。データ解析とその結果の考察に関して、さらに参加施設での研究会、検討会を開催していく予定である。
さらに集まったデータをもとに学会発表を行い、広く公表するとともにその場で出された疑問点や不明点などを解決すべく、データ検討を行っていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

症例登録方法を、クラウド型データベースにしたため、当初予定されていたデータ登録に関する送料、メディア費用を定額に抑えることができた。また、研究会、登録データ検討会を、会場費の安い場所を選んで行ったため、開催費用を減額することが可能であった。

次年度使用額の使用計画

研究成果を国際学会発表、英文紙に掲載するための翻訳添削費用にあて、さらに広く参加を募る研究成果発表会を開催する費用とする予定である。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 外来レベルでの頸部超音波検査 耳鼻咽喉科診療スキルアップ32-私のポイントー.2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか
    • 雑誌名

      MB ENT

      巻: 192 ページ: 162-170

  • [雑誌論文] Suspected Aerogenous Lung Metastases From Nasopharyngeal Cancer: anterior commissure involvement and effect of chemoradiotherapy2016

    • 著者名/発表者名
      Masashi Nagata, MD, Haruhiko Nakayama, MD, PhD, Tomohiko Matsuzaki, MD, Hideyuki Furumoto, MD, Tetsuya Isaka, MD, Teppei Nishii, MD, Madoka Furukawa, MD, Akira Kubota, MD, Hiroyuki Ito, MD, PhD, and Tomoyuki Yokose, MD, PhD.
    • 雑誌名

      Ann Thorac Surg.

      巻: 101 ページ: 157-159

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 咽喉頭癌 女性医師が語る!治療方針をかえるべきタイミングー私の経験・方針ー.2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか
    • 雑誌名

      MB ENT

      巻: 194 ページ: 71-77

  • [雑誌論文] 超音波検査の普及と標準化に向けて2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか
    • 雑誌名

      JOHNS

      巻: 32 ページ: 1403-1404

  • [雑誌論文] 頸部リンパ節2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか
    • 雑誌名

      JOHNS

      巻: 32 ページ: 1455-1460

  • [学会発表] 頭頸部癌一次治療後の頸部リンパ節転移再発診断2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか,古川政樹,堀由希子,久保田彰
    • 学会等名
      日本癌治療学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2016-10-19 – 2016-10-22
  • [学会発表] 早期舌癌術後の頸部超音波検査に関する検討ーリンパ節転移再発の早期診断ー2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか,古川政樹,堀由希子,久保田彰
    • 学会等名
      日本頭頚部癌学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2016-06-10 – 2016-06-10
  • [学会発表] <パネルディスカッション1 リンパ節転移の超音波診断ー原発臓器、リンパ節転移部位および組織型による違いを探る>,超音波による頭頸部癌悪性黒色腫およびその他非扁平上皮癌のリンパ節診断2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか・古川政樹
    • 学会等名
      日本乳腺甲状腺超音波医学会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2016-05-28 – 2016-05-29
    • 招待講演
  • [学会発表] <シンポジウム頭頸部【頭頸部癌頸部リンパ節転移の診断(JSUM・JABTS共同企画)】>,多施設研究による頭頸部癌頸部リンパ節転移診断基準の検討2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか
    • 学会等名
      日本超音波医学会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2016-05-26 – 2016-05-29
    • 招待講演
  • [学会発表] 頭頸部癌頸部転移診断における超音波診断とPET-CTの役割2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか,古川政樹,堀由希子,久保田彰
    • 学会等名
      日本耳鼻咽喉科学会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2016-05-19 – 2016-05-21
  • [図書] 頭頸部エコーアトラス2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか 古川政樹
    • 総ページ数
      182
    • 出版者
      診断と治療社
  • [図書] 体表臓器超音波診断ガイドブック2016

    • 著者名/発表者名
      古川まどか
    • 総ページ数
      148
    • 出版者
      南江堂

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公開日: 2018-01-16  

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