実際の実測III-4eの FFSとV-4eとI-4eの平均を用いた推測III-4eのFFSを比較し、推測III-4eが有用であるか調べた。推測III-4eでは、実測のIII-4eに比べて小さく見積もられ、疾患によって異なることがわかった。次に静的視野計の検査を用いた視野障害基準判定を目的として、Humphrey視野計(HFA)にてEsterman検査と10-2閾値測定を用いた視認検査点数を提案し、現状の視野障害申請基準による等級との関係を検討した。静的視野検査で視野障害等級の判定をする際には、現状の視野障害申請基準との整合性に考慮する必要があると考えられた。
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