| 研究課題/領域番号 |
15K10836
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| 研究機関 | 山梨大学 |
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研究代表者 |
地場 達也 山梨大学, 総合研究部, 医学研究員 (50402061)
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| 研究分担者 |
北村 一義 山梨大学, 総合研究部, 助教 (80535617)
坂本 雅子 山梨大学, 医学部附属病院, 医員 (70758846)
間渕 文彦 山梨大学, 総合研究部, 医学研究員 (20322125)
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| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| キーワード | 閉塞隅角眼 / スクリーニング |
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| 研究実績の概要 |
平成17年から山梨県中央市において継続している緑内障検診が平成28年に約11年を超え、地域住民の11年間の走査型周辺前房深度計（SPAC）による追跡調査が可能となった。平成28年度は、7月に閉塞隅角眼のスクリーニングを目的とした眼検診を行い、SPAC、光干渉断層装置（OCT）、屈折/角膜曲率半径測定装置等の前眼部のバイオメトリーを計測した。平成28年対象者は129人223眼（平均年齢67.8±10歳）で、対象住民の死亡、転居等にて検診受診者数が減少していた。二次検診にて隅角鏡検査を施行後の11年間の閉塞隅角（原発閉塞隅角症および原発閉塞隅角症疑い）へ移行した対象者は5人9眼（4.0%）で、平成22年に明らかになった5年間で閉塞隅角へ移行した対象者（5.4%）と同程度であった。平成17年対象者754人、平成22年対象者331人、平成29年129人と対象者数は減少傾向であるが、今回で同一眼の最大11年間のSPACデータが得られ、今後中心前房深度と周辺前房深度の経年変化などSPACデータのさらなる解析を検討している。前眼部光干渉断層装置（AS-OCT)等、複数の測定機器を併用する事は一次スクリーニングの検出精度を改善するが、閉塞隅角眼のスクリーニングを目的とした眼検診において現実的には難しく、現在SPACとOCTによる解析（隅角角度TIA500）との相関に関してSPACの一次スクリーニングとしての適性値を検討している。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
検診対象者数が住民の死亡、転居等にて減少しており、転居者への検診連絡手段などの対処方法を行政機関に相談している。また、平成29年度に追加住民検診を行うことも検討している。
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| 今後の研究の推進方策 |
平成28年7月の眼検診時に得られた11年に渡るSPACデータの解析と、今回用いたOCT等で得られた隅角角度に関して閉塞隅角移行眼との関連を検討する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
検診実施時の人件費、物品費用の変更により繰り越しになった。
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| 次年度使用額の使用計画 |
検討している追加住民検診時の物品借り入れ費用や人件費に使用する予定である。
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