研究課題
基盤研究(C)
STZ誘導糖尿病マウスでは、誘導後8週をピークに脈絡膜厚が有意に肥厚することが示唆された。病理組織所見としては、STZ誘導8週では、脈絡膜に間質成分の増加、色素沈着の増加と微小血管の増加もみられた。脈絡膜組織におけるVEGF、αB-クリスタリン濃度は、STZ誘導4-8週にかけて、有意に低下していることが判明した。同様の結果は、網膜組織においてもみられた。今後は糖尿病モデルマウスの進行におけるVEGF、αBークリスタリンの発現低下の意義について検討を行う予定である。
眼科学