神経細胞と角膜上皮細胞の共培養、次は神経細胞と角膜実質細胞との共培養、最終的には神経ー角膜上皮ー角膜実質細胞の3者共培養を試み成功しています。先ずは、神経細胞と角膜上皮細胞との共培養で、ラットの三叉神経細胞と角膜上皮細胞との共培養を確立させました。その時に、コラーゲン膜状での培養法を確立させ、角膜上皮細胞での重要な生理現象、重層化に三叉神経が必須であることを見出しました。その上、その現象に必要である因子を見つけたことも報告しております。 さらに、神経細胞と角膜実質細胞との共培養では、培養上清中に炎症系サイトカインであるIL-6の分泌が約4倍にまで増加していることが明らかになりました。
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