研究課題
基盤研究(C)
血管内皮増殖因子(VEGF)に結合するアプタマーを用いて、10 pg/mLまで測定できる系を開発した。このような極低濃度を短時間に測定できる系は今までになく、VEGF以外にも各種サイトカイン・腫瘍マーカー・細菌・腫瘍細胞・環境ホルモンなど様々な標的に対するアプタマーに応用でき、汎用性が非常に高い。様々な疾病マーカーや細菌を迅速に測定し、迅速かつ簡便に患者の状態を把握し、早期診断および適切な治療を患者に施すことが可能となる。医学以外の分野でも、環境ホルモンや化学一般など微量濃度測定の関係する全ての分野に有用である。眼科分野においては眼房水のサイトカイン濃度検討を行い、病態との関連を報告した。
眼科学