研究課題
基盤研究(C)
副腎原発神経芽腫において、術前撮影CT画像より、3Dプリンターを用いて立体臓器モデルを作成した。トロッカー挿入可能な樹脂素材を用いて、体躯を作成し、実際の腹腔鏡下右副腎腫瘍摘出術と同様の視野での腫瘍位置のシミュレーションや、トロッカー位置の検討などに使用した。また、神経芽腫の肝転移症例についても、副腎と肝臓の両方のモデルを作成し、手術シミュレーションを行った。また、神経芽腫と同じ小児悪性腫瘍である肝芽腫において、同様に術前CT画像から立体臓器モデルを作成。門脈や肝静脈の走行と腫瘍の位置関係を確認するとともに、術前に切離線をシミュレーションし、より解剖が容易に理解できることなど、有用性を認めた。
小児腫瘍