• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実施状況報告書

発展途上国での海外医療援助による口唇口蓋裂術後患者の社会適応

研究課題

研究課題/領域番号 15K10950
研究機関昭和大学

研究代表者

吉本 信也  昭和大学, 医学部, 教授 (90220748)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードアンケート調査 / 現地協力者
研究実績の概要

平成28年度は、認定NPO法人ADRA Japanを通してネパールのシーア記念アドベンチスト病院とネパールのNGO ADRA Nepalの元スタッフであるRam Timilsina氏と提携して調査を行なった。調査は主にネパールの乾季にあたる平成28年12月から平成29年3月にかけて行なった。平成27年度には、26人の元口唇口蓋裂患者に対して調査を行なったが、今年度は93人を調査し、年齢は幅広く5歳未満から50歳以上であった。なお、そのうちの57名がネパールの南東部、25名がネパール最西部、そして残りの11名がネパール東部で暮らしており、ネパール全土を対象として調査を行なうことが出来た。
調査手法としては、予め用意した質問票に沿って元患者に対してインタビューする方法を採った。また、昨年度は、カブレ郡バネパにあるシーア記念アドベンチスト病院に元患者に集まってもらい調査を行なったが、今年度は調査員が元患者の暮らす地域に赴いてインタビューを行なった。それにより、元患者は調査に参加するために移動する必要がなくなり、患者の負担は大きく軽減され、遠隔地で暮らす元患者も調査対象とすることが出来た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度は、日本人医療チームがネパールに滞在した約2週間のみしか調査を行なえなかったが、今年度は現地のパートナーとしてシーア記念アドベンチスト病院とRam Timilsina氏を迎えたため、本調査の調査目標数である150~200人の約半数にあたる93人に対して調査を行なうことが出来た。

今後の研究の推進方策

引き続き、シーア記念アドベンチスト病院とRam Timilsina氏と協力して、残りの100名に対して調査を行なう。ネパールは雨季が6~10月の初旬なので、5月の終わりまで調査を行ない、雨季の期間は一旦休止し、乾季の始まる10月の中旬に再開する予定である。12月までに現地でのすべての調査を終える方向で進める。

次年度使用額が生じた理由

次年度も引き続き現地で調査を行なうため、ADRA Japanや調査提携者(シーア記念アドベンチスト病院とRam Timilsina氏)に支払う費用が発生する。

次年度使用額の使用計画

ADRA Japanに業務委託料、調査提携者(シーア記念アドベンチスト病院とRam Timilsina氏)に宿泊費、交通費、日当などを支払う予定。

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi