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2017 年度 実施状況報告書

ナノシートを用いた脂肪由来幹細胞移植の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K10961
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛

研究代表者

青木 伸峰  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 講師 (70739797)

研究分担者 宮崎 裕美  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 防衛医学研究センター 外傷研究部門, 助教 (30531636)
木下 学  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 免疫・微生物学, 准教授 (70531391)
藤枝 俊宣  早稲田大学, 理工学術院, 助手 (70538735)
清澤 智晴  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 形成外科, 教授 (90221217)
齋藤 大蔵  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 防衛医学研究センター 外傷研究部門, 教授 (90531632)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードナノシート / 脂肪由来幹細胞 / 創傷治癒 / 線維芽細胞成長因子
研究実績の概要

主にポリ乳酸からなる厚さ75nm程度のナノシートを、表面加工したのちに実験に利用した。マウス背部に作製した皮膚潰瘍に、脂肪由来幹細胞(ASC)を生着させたナノシートを作製、貼付し、創傷治癒促進効果を確認した。顕微鏡的にASCの生着を認め、皮膚潰瘍の収縮促進効果を確認できた(詳細は論文投稿中のため割愛)。
また、塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF )をナノシート内に担持させ、同様のマウス背部皮膚潰瘍の創傷治癒促進効果を確認できた(論文投稿すみ)。
幹細胞移植は注射による注入移植、人工真皮に担持させての移植、フィブリン糊に混合しての移植、さらには細胞シートに加工しての移植といった手法が報告されている。ナノシートを用いた幹細胞移植では、これら従来の手法とは異なり、少ない細胞数で効率的に移植でき、さらに培養行程を省くことで低コスト化が期待できる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

bFGF担持ナノシートの開発、創傷治癒促進効果の確認ガで基、論文投稿した。
ASC担持ナノシートの開発を行い、ASCの生着、創傷治癒促進効果を確認し、論文投稿中である。
ASC生着率向上について、手技の改善を図っている。

今後の研究の推進方策

ASCナノシートを利用した、創傷治癒促進効果をより向上させるため、生着率の向上を追求したい。
そのためには移植後ASCの挙動を研究することが必要であると考えている。

次年度使用額が生じた理由

投稿、アクセプト済み論文でカラー掲載料約28万円が必要となる見込みのため。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] The efficacy of basic fibroblast growth factor-loaded poly(lactic-co-glycolic acid) nanosheet for mouse wound healing.2018

    • 著者名/発表者名
      Shimpo Aoki MD, PhD Mao Fujii MSc Toshinori Fujie PhD Keisuke Nishiwaki MSc Hiromi Miyazaki PhD Daizoh Saitoh MD, PhD Shinji Takeoka PhD Tomoharu Kiyosawa MD, PhD Manabu Kinoshita MD, PhD
    • 雑誌名

      Wound Repair and Regeneration.

      巻: 25(6) ページ: 100-1016

    • DOI

      10.1111/wrr

    • 査読あり
  • [学会発表] bFGF 担持ナノシートの創傷治癒促進効果と手外科への応用2017

    • 著者名/発表者名
      青木伸峰 他
    • 学会等名
      第 60 回日本手外科学会学術集会
  • [学会発表] Basic fibroblast growth factor-loaded PLGA nanosheet promotes wound healing of refractory skin lesions(増殖 因子担持ナノシートの難治性皮膚潰瘍に対する被覆治療効果)2017

    • 著者名/発表者名
      Manabu Kinoshita,Nariyoshi Shinomiya,Aoki Shimpo,Tomoharu Kiyosawa,ShujiSeki
    • 学会等名
      Chemical and Biological Defense Science & Technology Conference

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公開日: 2018-12-17  

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