研究課題
基盤研究(C)
生理活性脂質スフィンゴシン1-リン酸は血管内皮細胞のバリア機能を強化することにより血管透過性を抑制することが知られている。本研究において、内皮細胞に発現するスフィンゴシン1-リン酸2型受容体が、内皮型一酸化窒素合成酵素抑制を介して急性肺損傷時の血管バリア機能破綻に防御的に働くことが示された。以上の結果から、スフィンゴシン1-リン酸2型受容体が急性肺損傷の新しい治療標的となる可能性が示唆された。
脂質生物学