研究課題
基盤研究(C)
集中治療領域で腸音数をモニターすることは,心拍数や呼吸数と同様に重症患者の全身管理を行うために有用であると考え,我々はこれまで腸音の研究に取り組んできた.本研究では,前研究で開発したプロトタイプのモニタ機器の改良及び単施設前向き臨床研究を行った.モニタ画面の腸音数測定表示の拡大,腹部に貼付する腸音センサの小型化,自動キャリブレーション機能の追加等の改良を行い,モニタ機器の汎用性の改善を試みた.新たな臨床研究を行い,腸音数と血糖値など血液検査データとの関係を分析予定である.また,鎮静剤など様々な薬剤が腸音数に与える影響についても分析を試みる予定である.
救急集中治療医学