研究課題
敗血症性脳症は敗血症によって生じるびまん性脳障害であるが,未だ特異的な血液マーカーや有効な治療法が存在しない。本研究では敗血症性脳症の病態機構の解明と麻酔薬による治療応用について明らかにするため,1.敗血症性モデルラットの構築,2.麻酔薬による血中サイトカイン抑制効果について検討を試みた。その結果,吸入麻酔薬セボフルランは静脈麻酔薬ペントバルビタールと比較して,血中サイトカンを制御して敗血症の全身炎症反応を改善する可能性を示したが,そのメカニズム等については今後更なる検討が必要である。
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