研究課題
基盤研究(C)
生体の免疫システムは、病原体だけでなく外傷などの自身の組織が抗原となって、生体に対する炎症反応が引き起こされる。侵襲早期の生体応答の評価と制御は重症病態の診断治療に重要である。本研究では、以下の結果を得た。①免疫担当細胞の検体保存の方法を確立した。②Danger Signalのひとつであるインフラマソームが活性化することを確認した。また、CD8+T細胞が減少しCD4+T細胞、B細胞が増加していることを確認した。③吸引痰の免疫担当細胞は、好中球が中心で、リンパ球は少数であった。④腸管内の免疫応答は、腸内細菌叢の有無によって異なっていた。
救急医学・集中治療医学