雄ウズラの骨髄骨形成モデルからエストロゲン応答遺伝子を見出し、破骨細胞の機能調節と骨代謝の関係を解明を試みた。 ウズラ破骨細胞分化過程で17β-エストラジオール(17β-E)を添加した結果、発現量の変動、タンパク質の増減を確認した。その変動は17β-Eの添加時期で異なった。DNAマイクロアレイ解析からエストロゲン応答遺伝子の候補を選出し、いくつかの遺伝子で変動が認められた。応答遺伝子の候補が見出されたことから、マウス骨髄細胞の破骨細胞の培養を確立した。 哺乳動物の破骨細胞で認められていない骨髄骨のエストロゲン応答遺伝子の候補の解析は哺乳動物の破骨細胞および骨代謝の研究に役立つと考えらえる。
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