膜トラッフィッキングの調節因子であるNedd4アダプタータンパク質Pmepa1の破骨細胞分化における発現と機能の解析を行なった。Pmepa1はRANKLを添加すると破骨細胞の前駆細胞に発現が見られ、象牙質切片上や骨面上の破骨細胞の細胞内小胞において強く発現していた。shRNAによる発現のノックダウン及びCrisper-Cas9システムを用いたノックアウトマウスの解析から、Pmepa1は破骨細胞前駆細胞においてはRANKの細胞表面の輸送、破骨細胞においては骨吸収の制御に関わるタンパク質であることが明らかとなった。
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