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2018 年度 研究成果報告書

進行口腔癌の原発及び頚部リンパ節転移に対する陽子線治療効果の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K11081
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 病態科学系歯学・歯科放射線学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

高山 香名子  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (60747997)

研究分担者 來生 知  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (30545059)
光藤 健司  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70303641)
研究期間 (年度) 2015-10-21 – 2019-03-31
キーワード口腔癌 / 陽子線治療 / 動注化学療法 / 化学放射線療法 / 頸部リンパ節転移
研究成果の概要

2015年4月~2018年3月に南東北がん陽子線治療センターにて動注化学療法と陽子線治療を併用して治療を行った局所進行口腔癌例のうち遠隔転移及び照射歴のない一次症例・術後再発例72例を対象とし治療及び解析を行った。2年全生存率、原発巣、頸部リンパ節のの2年局所制御率はそれぞれ79%、86%、86%であった。急性期有害事象はGrade3の粘膜炎を55%で、晩期有害事象はGrade2の骨髄炎を4例、Grade2-3の嚥下障害を5例で認めた。本研究において、通常X線抵抗性とされる頸部リンパ節転移に対しても良好な治療効果が示唆された。晩期障害の改善については今後再検討すべきと考えられた。

自由記述の分野

歯科放射線

研究成果の学術的意義や社会的意義

局所進行口腔癌の標準治療は手術であるが、高齢化に伴い手術困難症例が増加している。また、臓器温存への期待から動注化学療法を併用した放射線治療が行われ、良好な治療成績も報告されつつある。しかし、頸部リンパ節転移に対する治療効果は満足いくものではない。陽子線は従来の放射線治療と比較して、その優れた線量分布から、正常組織への障害軽減と投与線量の増加が可能であり、頸部リンパ節に対する治療効果も期待される。本研究は頸部リンパ節転移を有する進行口腔癌に対する陽子線を用いた根治的化学放射線治療の治療効果と有害事象の検討を目的とした。

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公開日: 2020-03-30  

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