研究成果の概要 |
哺乳類において恒常的な概日リズムは, 視交差上核にあるペースメーカーによって制御されているが, 末梢の細胞も概日リズムを持ち,Bmal-1遺伝子を含む時計遺伝子のグループが制御因子の1つであることが知られている。 また, Bmal-1ノックアウトマウスでは, 腫骨腱をはじめ, 肋軟骨, 椎間板, 膝関節周囲靭帯などに異所性骨形成が起こるとされていることが解明されている。しかし,下顎頭の形態変化の継時的観察についての報告はない。 本研究は, Bmal-1遺伝子をノックアウトしたマウスでは, 下顎頭にも老化現象が現れていること示し、概日リズムが下顎頭形態変化に影響があることを示した。
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