研究課題/領域番号 |
15K11109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
石崎 裕子 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (60303161)
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研究分担者 |
福島 正義 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30156773)
児玉 臨麟 新潟大学, 医歯学系, 助教 (10272824)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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キーワード | 咬耗 / 象牙質露出 / 高齢者 / 生理的咬耗 |
研究成果の概要 |
天然エナメル質で咬合が保持されている22歳~76歳の被験者(現在歯数24~30)の象牙異質露出の保有率は90%であった。20歳・30歳ですでに象牙異質露出がみられた。象牙質露出は前歯から始まり、臼歯および小臼歯へと拡大する傾向があると推察された。象牙質露出率は年齢との間で相関関係が認められ、咬合力および咬合接触面積との間では相関関係が認められなかった。Tooth Wear Indexによる解析でも同様の傾向がみられた。
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自由記述の分野 |
歯科保存学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Tooth Wear(咬耗)は病的な状態と捉えられ、酸蝕、ブラキシズム等の咬合習癖、ポーセレン等の磨耗に乏しい対合歯、残存歯少数のため咬合が集中した等の、非生理的なものと考えられているが、Tooth Wear(咬耗)の罹患実態を把握するためには、生理的な磨耗による象牙質露出とTooth Wearを関連づけて検索する必要がある。本研究からTooth Wearの罹患実態・罹患率を明らかにするための生理的な磨耗による象牙質露出が明らかになり、治療基準策定のための基礎的資料が得られた。
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