研究課題
基盤研究(C)
アメリカ食品医薬品局は抜歯後のレーザー照射には半導体レーザーと炭酸ガスレーザーが創傷治癒にとって有効であると定義している。しかし、EBMとなり得る基礎的研究報告はほとんどない。本研究では臨床手技に準じてラットの抜歯後、各レーザー照射を行い、抜歯窩の創傷治癒への影響について病理組織学的に検証を行った。その結果、抜歯後の各レーザー照射ともに創傷治癒の早期の段階で新生骨の形成と骨梁の成熟を認めた。また抜歯窩粘膜の瘢痕収縮も抑制され、粘膜の陥凹が少なく、歯槽骨頂も高く維持できた。
歯科・補綴系歯学