研究課題
基盤研究(C)
本研究は、チタン表面に培養したバイオフィルムに対する過硝酸の殺菌効果について検討を行うことを目的とした。チタンディスク上にStreptococcus gordonii(ATCC10558株)を培養し、NS、0.025%BZC、0.2%CHX、4.6mmol/L PNA、24h、25℃で4.6mmol/LのPNAを静置し殺菌活性を失活させたPNAの7種類で薬液を用いて殺菌効果の比較を行った。CFU assayの結果、PNAでは、作用時間10秒で菌数が検出限界以下であった。他の消毒薬と比較し、PNAが、細菌汚染したチタン表面の殺菌に有用であることが示唆された。
歯科補綴学