• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

lamininα3-Gドメインを用いた新規歯周組織再生療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 15K11223
研究機関東京歯科大学

研究代表者

衣松 高志  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (00433954)

研究分担者 橋本 貞充  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (10201708)
村松 敬  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00276982)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードLaminin-5 / 歯肉上皮細胞
研究実績の概要

上皮細胞と結合組織とは、ヘミデスモゾームを構成するアクチンなどの細胞骨格、インテグリンをはじめとする接着蛋白、およびtype 4 collagen、laminin-1、プロテオグリカンなどの細胞外マトリックスとが協調して、基底膜による強固な結合を形成している。歯が付着部においても、エナメル表面と付着上皮は内側基底板を介して接着することにより歯周組織の恒常性を維持しており、そこにはlamininをはじめとする細胞外マトリックスとintegrinなどの接着タンパクが存在する)。なかでもlaminin-5はα3、β3、γ2の3つのサブユニットで構成され、細胞表面に存在する接着タンパクのintegrin α6β4、integrinα3β1などと共に細胞接着、細胞移動と密接に関与する事が知られている 。

研究代表者はIn vitro において接着タンパク塗布後の歯肉上皮細胞動態の検索を行った。
歯肉上皮初代培養細胞を用いたプラスチックディッシュ上における細胞動態の観察において、リコンビナントのlaminin-5を塗布した群を実験群とし、何も塗布していないものを対照群とした。
Ca9-22およびラット歯根膜細胞に関しWound Healing Asseyにて、これらの動態を観察した結果、歯肉上皮細胞、歯根膜細胞双方においてlaminin-5塗布群にてより速い細胞移動が観察された。また、歯根膜細胞、上皮細胞間では細胞移動量に差は生じなかった。免疫組織化学的検索ではlaminin-5塗布群においてintegrinα3、およびintegrinβ4の創傷部断端での発現がるよく認められた。

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi