本研究では、口腔扁平上皮癌(OSCC)に対するエピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)の有用性を評価した。in vitroでEGCGは,HSC-3細胞の生存率を時間および用量依存的に抑制した。EGCGは腫瘍細胞のG1期での停止を誘導した。EGCGは、カスパーゼ3および7の活性、アポトーシス細胞の割合を有意に増加させた。in vivo異種移植片実験では、EGCGは腫瘍サイズの減少をもたらした。EGCGと対照群の間にKi-67発現に有意差があり、EGCG群のアポトーシス細胞の割合は有意に大きかった。本研究は、EGCGが細胞周期の進行およびアポトーシスに影響を及ぼし細胞増殖を阻害することを示した。
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