研究課題
基盤研究(C)
レプチンによる創傷治癒あるいは抜歯窩などの治癒促進効果を検討した。その結果、(1)マウス皮膚創傷部位の線維芽細胞にレプチンが局在すること、(2)マウス線維芽細胞の増殖をレプチンが軽度促進すること、(3)ob/obマウス(レプチン欠損マウス)では野生型と比較して皮膚創傷治癒や抜歯窩の治癒が軽度遅延することを確認できた。以上より、レプチンが創傷治癒や抜歯窩の治癒促進効果を持つ可能性が示唆できた。しかし、ob/obマウスにレプチンを添加した実験系において創傷治癒や抜歯窩の治癒促進を有意には認められなかった。
口腔外科