研究課題
基盤研究(C)
LYDEXは生体親和性をもち、抗菌作用を持っており、生体内で安静に保てる部位に応用すると、組織接着性があり、劣化分解時期を調節でき、また、FGF-2などのサイトカインとも混和でき、さらに徐々に分解するためDrug Delivery System (DDS) 作用も期待できる理想的な生体材料である。しかし、唾液や血液が存在すると組織接着性が全く無くなり、また、寒天状で脆いため咀嚼の振動で崩壊する欠点が明らかになった。LYDEXは、本研究では口腔内応用には適していないが、組織内でのDDS作用を活用した骨癒合などの臨床応用では有用であると思われた。
口腔外科学