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2018 年度 研究成果報告書

多孔性非焼結炭酸含有アパタイトの作製と骨形成法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 15K11330
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関朝日大学

研究代表者

笠井 唯克  朝日大学, 歯学部, 准教授 (30319123)

研究分担者 渡邉 一弘  朝日大学, 歯学部, 助教 (60610780)
式守 道夫  朝日大学, 歯学部, 教授 (70154193)
土井 豊  朝日大学, 歯学部, 名誉教授 (40116067)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード骨補填材 / 生体材料 / 炭酸含有アパタイト / 組織工学
研究成果の概要

本研究では,生体に代用骨を応用した際に吸収に有利にはたらくと考え,炭酸含有アパタイト多孔体ブロックを非焼結での作製を試みた.作製した試料をX線回折,FT-IR検査にて炭酸含有アパタイトであることを確認し,μCT検査で気孔率約56%の多孔体であることが確認できた.
作製した試料を用い,ラット骨髄細胞を2週間培養し,ラット背部皮下に移植し,埋入後2~4週間で骨が形成されることが確認された.TRAP染色にて試料の吸収が確認された.
非焼結炭酸含有アパタイト多孔体の骨伝導能は,焼結炭酸含有アパタイトよりやや劣るが,両者とも時間の経過に伴って同様の骨形成・成熟過程を示すことが確認された.

自由記述の分野

口腔外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯科並びに医科分野における代用骨の必要性は極めて高く,理想的な人工骨/骨補填材とは、材料が吸収されそれにともない新生骨が生成する性質を有する物と考えられている.われわれがこれまでに開発を進めてきた炭酸含有アパタイト多孔体は、骨伝導能を有することと吸収されることが確かめられてきた.本研究では吸収される性質をさらに高めるため,従来の焼結による製法から非焼結で生成する方法に改良し、組織内吸収が生じることと骨伝導能が保持されていることの検証を行い,確認された.本研究の成果は代用骨/骨補填材を必要とする症例への臨床応用につながる可能性を高めた.

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公開日: 2020-03-30  

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