研究成果の概要 |
摂食嚥下障害を主訴に来院し,PAPに形態修正を加えたトレーニング装置を作製しVFおよびVE検査をおこなった患児は73名(重複あり)のうち,トレーニング装置を継続利用し,評価を行うことができた患児は20名(男児12名,女児8名, 平均年齢4歳7か月)であった。 患児の状態により,PAPの形態に修正を加えたトレーニング装置(形態①前ノッチ+後ろノッチ,形態②前ノッチ+かまぼこ状に隆起した形態,形態③前ノッチ+口蓋を全体に厚くしたもの)を装着した。トレーニング装置装着による改善項目は,口腔内保持,舌尖の固定,舌根の挙上,食塊形成,食塊の送り込み,空気嚥下の減少が認められた。
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