CO2レーザー照射による創傷治癒の促進メカニズムについて、組織学的解析を行った。その中でもHeat Shock Proteinに着目し、HSP47、HSP70の、組織学的発現パターンと、Real time PCRを用いた遺伝子発現量について検索した。その結果、CO2レーザー照射によって、創部周囲上皮のHSP70の発現上昇が確認され、上皮細胞の活性化した。また間葉組織では、TenascinCの発現が上昇しており、創傷治癒を促進するのに効果的なのではないかと考えられた。そこで、口腔扁平上皮癌と歯根膜線維芽細胞を用いて、細胞培養実験をおこない遺伝子発現の変化を観察したところ同様な結果を得た。。
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