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2017 年度 実績報告書

カラーゾーニングとピクトサインを用いた感染経路別予防策の推進に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K11429
研究機関東京歯科大学

研究代表者

平田 創一郎  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (90433929)

研究分担者 森永 一喜  東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (30182257)
杉戸 博記  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (50317913)
眞木 吉信  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (80125012)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード経路別予防策 / 間接接触感染 / 標準予防策 / ふき取り検査 / 歯科
研究実績の概要

歯科医療現場では多くの場合、日常的に血液や唾液が飛散しているにも関わらず、清潔・不潔の区分は医療従事者の意識下でのみ実施されており、明示的なゾーニングは不十分である。このことから、環境表面を経由した間接接触感染を予防するためのシステム構築が急務である。本研究では、ふき取り検査により簡易かつ安価に歯科医療現場における環境汚染度を見える化し、同時に規則順守と教育を支援するためのピクトグラムを開発する。次に開発したピクトグラムを用い、個々の診療室の状況に応じたカラーゾーニングと併せてハイリスク領域を明示化し、間接接触感染予防の効果を検証することを目的とする。
平成27年度にATP+AMP拭き取り検査を実施し、環境表面各所の汚染度の測定を行い、その結果から、測定場所のプロトコルを作成した。平成28年度には、東京歯科大学倫理委員会の承認を受け、作成したプロトコルに基づき、ビデオカメラによる医療従事者の環境表面への手指の接触状況と、処置前後での環境表面のATP+AMP拭き取り検査のデータを取得した。
平成29年度には更にデータ取得し、得られた手指の接触状況と汚染度から、間接接触感染のハイリスク領域を抽出した。グローブでの不潔域への接触等の不安全行動は、意識下・無意識下を問わず間接接触感染のリスクとなり得ると考えられるため、不安全行動抑止のための注意喚起が必要と考える。
現在、複数の色・形のピクトグラムの試作を行っている。今後は、前述の測定結果をコントロールとし、ピクトグラムによる当該環境表面への接触すなわち不安全行動の抑止効果を測定する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ATP+AMPふき取り検査を用いた歯科外来における間接接触感染ハイリスク領域の抽出2018

    • 著者名/発表者名
      田代宗嗣, 平田創一郎, 大澤航介, 森永一喜, 眞木吉信, 春山亜貴子, 杉戸博記
    • 学会等名
      第33回日本環境感染学会総会・学術集会

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公開日: 2018-12-17  

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