研究課題
基盤研究(C)
本研究は,リキッド保湿剤とジェル保湿剤を混合するコンビネーション保湿の有効性を評価した.市販保湿剤のカンジダ菌に対する抗真菌性を網羅的に調査した結果,抗真菌性を有するリキッド保湿剤とジェル保湿剤の混合は,高濃度の抗真菌剤と同程度の抗真菌性を有することが明らかになった.官能試験の結果,男女ともに総合点と味の評価の間で強い相関関係が得られたが,多くの評価項目において男女間でVAS値に有意差が認められた.そこで,各保湿剤とその混合における糖度を評価した結果,保湿剤の混合によりその糖度が変化することが明らかなった.以上の結果より,保湿剤の混合は,抗真菌性や嗜好性において有効であることが示された.
歯科補綴学