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2017 年度 実施状況報告書

ヒーリングタッチを用いたセルフケア・プログラムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K11464
研究機関群馬大学

研究代表者

近藤 浩子  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (40234950)

研究分担者 濱田 麻由美  東京医療保健大学, 医療保健学部, 助教 (50569621)
近藤 由香  群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (00369357)
中村 美香  群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (10644560)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードタッチ / 心拍変動 / セルフケア
研究実績の概要

本研究の目的は、ヒーリングタッチを用いたストレスケア及び健康増進のためのセルフケア・プログラムを開発することである。ヒーリングタッチは、手で軽く身体に触れることにより、気の流れを整えて健康と癒しを増進するエネルギー療法である。本研究では、ヒーリングタッチをセルフケアとして継続的に実施するためのプログラムを開発し、実施の簡便さ、継続の容易さとともに、リラクセーション効果、健康増進の観点から評価を行う計画である。また研究に参加した看護師や看護学生に効果を実感してもらい、看護臨床を通して、広く一般の人々にタッチ技法を活用してもらえるようになることを目指している。
本研究は、第1ステップとして被験者がヒーリングタッチ資格認定者のタッチを受ける、第2ステップとして被験者が資格認定者の指導の下にペアで行うタッチを相互に体験する、第3ステップとして被験者がセルフケアとして自分自身へのタッチができるようにするという3段階のステップを想定した。しかし第1ステップのヒーリングタッチ資格認定者のタッチを受けるための日時設定をすることが困難となったため計画の修正を行った。そこで第3ステップの被験者が「セルフケアとしての自分自身へのタッチ」を実施することに関する実験内容をより詳細に実施し、「セルフケアとしての自分自身へのタッチ」と「イメージと呼吸法を用いたセルフケア」によるリラクセーション反応の違い、またセルフケアの回数を重ねることによるリラクセーション反応の違いについて検討を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

「セルフケアとしての自分自身へのタッチ」に関する実験を現在実施中である。本研究では、2週間以内に複数回の実験に参加することを被験者に求めているため、応募してくれる被験者が少なく、また実験日の調整が困難であるため、被験者数がまだ予定数を大幅に下回っている状況である。しかし少数例の検討においては「セルフケアとしての自分自身へのタッチ」によるリラクセーション反応は、「イメージと呼吸法を用いたセルフケア」によるリラクセーション反応に比べて大きく表れている傾向がみられている。今後、被験者数を増やすことによって、この傾向が検定によって明らかにできるかどうかを追及していく予定である。

今後の研究の推進方策

本年度は、できる限り短期間で集中して実験が行えるように検討している。昨年度から研究者を追加し、実験を実施できる人員は確保した。また研究者間で実験の段取りを共有し、全員が実験を担当できる状況にあるため、被験者募集がうまくいけば本年度の前半には実験を完了できる計画である。

次年度使用額が生じた理由

本年度は、「セルフケアとしての自分自身へのタッチ」を実施してその効果を測定する実験を行えた被験者がごく少数であった。そのため被験者への謝礼、データ分析に必要な経費、また学会発表や論文校閲等に未使用の経費がある。
本年度の未使用額は、次年度の実験、データ分析、学会発表、論文校閲等に使用する計画である。

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公開日: 2018-12-17  

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