研究課題/領域番号 |
15K11477
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
吉澤 千登勢 帝京平成大学, 健康医療スポーツ学部, 教授 (40461157)
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研究分担者 |
白鳥 孝子 聖徳大学, 看護学部, 准教授 (90331389)
飯塚 恵美 山梨県立大学, 看護学部, 助手 (10750250) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 臨床倫理 / 多職種連携 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、「多職種(医師・看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士)倫理連携」の研修プログラムの開発である。 本年度は、研究代表者が所属大学を移ったため、当該大学の「研究倫理審査」を経て、「紙面紙調査」を実施するための準備を行った。まず4月末に、「利益相反に関する自己申告」を当該委員会に提出し「利益相反状態にはない」という判定結果を得た。その後、研究代表者の所属大学において、倫理審査を受けるための前提条件となっている「倫理研修」を学外研究分担者とともに受講した(研究代表者=ICR臨床研究の基礎講座の修了証,代表者ならびに分担者=CITI-JAPANの修了証)。同時並行して、研究初年度に米国視察研修で得た「知見」と倫理・連携に関する「文献検討」結果を基礎資料に、調査票の質問項目(内容:臨床現場における倫理的実践能力と多職種と協働するために必要な能力について)や自由記述等についての検討を分担者と重ね、9月末に「研究倫理申請」を該当委員会に提出し「承認」を得た。現在、2018年6~7月にかけて調査を実施する予定で準備を進めている。 また当該研究では、「多職種の倫理連携研修プログラム」の開発を目指しているため、各職種の基礎教育課程における養成プログラム(倫理やチーム医療などに関連する科目の配置など)にも着眼している。雑誌『地域ケアリング』(Vol.20,No.5,2018年4月発行)に、その検討結果を報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者が、昨年度4月に所属大学を移ったため、当該大学が規定する「研究を遂行するための倫理ルール」に則り、紙面調査実施に向けての事前準備を行った。当初の計画通り、「利益相反」ならびに「研究倫理申請」ともに該当委員会の「承認」を得ることができ、2018年1月から紙面調査の発送準備(データ入力等の業者選定を含む)を行っている。また同月には、「最終年度における補助事業期間延長申請」も提出し、3月に「承認」を得た。紙面紙調査は、今年度の6~7月にかけて実施する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度は、まずは紙面調査を実施し、回収後、データを整理し、各医療職の倫理的実践能力や多職種との協働実態等について分析し、臨床現場での「倫理連携研修プログラム」のあり方について検討する。研究結果については、学会報告や論文としてできるだけ早く発表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
調査票等の印刷、郵送代、素データの入力(業者)などへの使用を予定している。
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