研究課題
基盤研究(C)
本研究は、タクティールケア介入により、がん患者への睡眠に関する効果があるかを目的とした介入研究である。対象は、がん患者21名(入院11名、地域生活10名)に対して、1回30分のタクティールケアを一人あたり4~6回実施した。睡眠・覚醒の判定のため、1名につき平均10日間、アクチグラフを装着した。非介入日と介入日をデータ収集し、比較検討した。結果、睡眠潜時と中途覚醒の減少、居眠り回数の増加によって睡眠の質の向上が明らかとなった。本研究結果から、タクティールケア介入は、がん患者の睡眠・覚醒リズムに寄与することが示唆された。
基礎看護学