研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,患者教育の変遷を通して,看護が患者の人権保障を目指して,自立と援助の関係を発展させてきた歴史をもつことを明らかにすることである。そのために,患者教育の変遷を,看護基礎教育と臨床現場の実践という2つの視座から検討し,戦後70年の看護の発展を検討した。方法は,史資料を一次資料,二次資料,三次資料に分け,文献の調査・収集・分類・読解・分析を中心とした文献研究である。その結果,患者教育は,政治や経済の発展に即しながら,看護基礎教育や臨床現場の実践を変革させてきたことを明らかにした。
看護学