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2017 年度 実施状況報告書

看護専門学校教員における職業キャリア成熟の要因分析と職業キャリア成熟尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K11503
研究機関富山大学

研究代表者

田中 いずみ  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (80293299)

研究分担者 比嘉 勇人  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (70267871)
山田 恵子  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (00600230)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード看護専門学校教員 / 職業キャリア成熟尺度 / 尺度開発
研究実績の概要

本研究の目的は「看護専門学校教員職業キャリア成熟尺度」の開発を行うことであり,以下の3つに分けられる.①.看護専門学校教員の職業キャリア成熟の構成要素を質的に明らかにする.②.①で明らかになった看護専門学校教員の職業キャリア成熟の構成要素に基づき,質問項目を精選し尺度原案を作成する.③.②で作成した尺度原案,妥当性の検討のための尺度,属性等による質問紙を作成する.この質問紙を用いて調査を実施し,尺度の信頼性・妥当性を検討する.
平成29年度は研究目的①で明らかになった看護専門学校教員の職業キャリア成熟の構成要素に基づき尺度原案を作成し,看護専門学校教員10名を対象にパイロットスタディを行い,表面妥当性,内容妥当性を検討した.その結果47項目からなる「看護専門学校教員職業キャリア成熟尺度(暫定版)」を作成した.
「看護専門学校教員の職業キャリア成熟尺度(暫定版)」に基本属性,成人キャリア成熟尺度「職業キャリア」,スピリチュアリティ評定尺度を加えて調査票を作成し,本調査を行うために,全国の一般社団法人日本看護学校協議会に参加する看護専門学校417校に調査協力を依頼した.調査への協力が得られた看護専門学校は204校であり,これらに勤務する専任教員で,かつ管理的立場にない者をに対し紙面にて研究の趣旨と倫理的配慮を説明し,同意が得られた場合に郵送により返送してもらうこととし,無記名自記式質問紙調査を実施した.調査の結果,看護専門学校教員1478名に質問紙を配布し715名より回答を得て(回収率48%),「看護専門学校教員の職業キャリア成熟尺度(暫定版)」の信頼性・妥当性を検討した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

「看護専門学校教員職業キャリア成熟尺度」の開発のために,まず看護専門学校教員の職業キャリア成熟の構成要素を質的に明らかにすることから取り組んだ.その後尺度原案を作成し,パイロットスタディを実施して表面妥当性・内容妥当性の検討して「看護専門学校教員職業キャリア成熟尺度(暫定版)」を用いて本調査を実施した.
調査の結果,看護専門学校教員1478名に質問紙を配布し715名より回答を得て(回収率48%),「看護専門学校教員の職業キャリア成熟尺度(暫定版)」の信頼性・妥当性を検討することができたため,おおむね順調に進展していると判断する.

今後の研究の推進方策

「看護専門学校教員職業キャリア成熟尺度」の信頼性・妥当性の検討の結果をとりまとめ,研究成果として発表するためには,時間と費用が必要であると考え,補助事業期間の一年間の延長を申請し,承認を受けた.
平成30年度6月以降に開催される,看護系の全国学会において本研究の成果を発表し,その後論文投稿をする予定である.

次年度使用額が生じた理由

本研究は「看護専門学校教員の職業キャリア成熟尺度」の開発を最終目的としている.
平成29年度は,尺度原案を作成し,尺度原案の精度を確認するために全国的な質問紙調査を実施し,「看護専門学校教員の職業キャリア成熟尺度(暫定版)」の信頼性・妥当性の検討を行った.
今後さらに本研究の結果・成果を平成30年度6月以降に開催される看護系の全国学会において発表し,その後論文投稿するための費用として用いたいと考え,補助事業期間の一年間延長を申請し,承認を受けた.

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公開日: 2018-12-17  

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