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2018 年度 実績報告書

看護シミュレーション教育の充実を目指したファシリテータ育成プログラム構築

研究課題

研究課題/領域番号 15K11506
研究機関京都大学

研究代表者

内藤 知佐子  京都大学, 医学研究科, 助教 (10405053)

研究分担者 伊藤 和史  京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (10741928)
谷口 初美  九州大学, 医学研究院, 教授 (30295034)
任 和子  京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
内海 桃絵  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40585973)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードシミュレーション教育 / ファシリテーション / ファシリテーター / 指導者 / 人材育成 / デブリーフィング / 看護教育 / スキルとマインド
研究実績の概要

本研究の目的は、シミュレーション教育における質の高いファシリテーターの育成プログラムの構築である。シミュレーション教育においては、その教育効果を最大限に引き出すために指導者の育成が欠かせないことがアメリカの調査でも知られている。我々はファシリテーターの育成に取り組むことと並行し、2015~2017年度はシミュレーション教育におけるファシリテーター育成プログラムの構築に向けてフォーカスグループインタビューを行ってきた。対象は、20代~40代のファシリテーター16名(計6施設)、3~5名ずつの4グループに分けて行った。その結果、ファシリテーターとして活躍する人々は、5つの困難を抱えていることが明らかとなった(①ファシリテーターのスキルとマインドの違いがもたらすジレンマ、②求められる高い理想と研修が活かされない現場、③普段の関係性が及ぼす影響、④ファシリテーションスキルを実践する難しさ、⑤ファシリテーターの評価)。
また、ファシリテーターは困難を抱えながらも効果的なシミュレーション教育の実践を目指して、7領域における取り組みを行っていた。7領域とは、3つの時間軸(シミュレーション前、シミュレーション中、シミュレーション後)と指導者の2軸(スキル、マインド)にて分類される6領域と、時間軸を超えて一貫してファシリテーターがもつマインドの1領域から構成されていた。
研究結果をもとに本プログラムをブラッシュアップさせるとともに、ハワイ大学にて開催されたファカルティのためのシミュレーション教育に参加し、国内外から集まったシミュレーション教育の専門家らと意見交換することなどを通してプログラムの更なる改善を図った。
2018年度は、国内外における学会発表のほか、シミュレーション教育におけるファシリテーターの育成プログラムを広く提供するために院内外で32回開催し、合計531名の受講者が得られた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] シミュレーション教育におけるファシリテーターが抱える困難の実態2018

    • 著者名/発表者名
      内藤知佐子
    • 学会等名
      日本看護科学学会 第38回学術集会
  • [学会発表] Brushing up Simulation Teaching Skills2018

    • 著者名/発表者名
      Chisako Naito,Hatsumi Taniguchi, Momoe Utsumi, Kazuko Nin
    • 学会等名
      The 8th Hong Kong International Nursing Forum cum 2018 International Council on Women's Health Issues Congress

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公開日: 2019-12-27  

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