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2017 年度 実施状況報告書

エンドオブライフに関するブレンディッド型e-learning教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K11512
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

糸島 陽子  滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (70390086)

研究分担者 植村 小夜子  佛教大学, 保健医療技術学部, 教授 (10342148)
望月 紀子  京都橘大学, 看護学部, 教授 (30377486)
小野 あゆみ  滋賀県立大学, 人間看護学部, 助教 (40713558)
BECKER CARL.B  京都大学, 政策のための科学ユニット, 教授 (60243078)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードエンドオブライフケア / コミュニケーション / 卒後教育 / 学部教育
研究実績の概要

平成29年度は、エンドオブライフケアにおけるコミュニケーション教材『あなたならどうする?エンドオブライフケアのコミュニケーション』を作成した。この教材は、学部生だけではなく、卒業してからも自学自習できることを目的として作成している。この教材の医療機関の患者編では、①身体的苦痛のある入院患者、②気持ちが落ち込んでいる入院患者、③スピリチュアルペインのある入院患者、④死について語る入院患者、⑤混乱状態にある入院患者の5編を収録した。医療機関の家族編では、①傾眠傾向の強くなった患者を見て心配する家族、②無理に食べさせようとする家族、③予期悲嘆のある家族、④怒りのある家族の4編を収録した。在宅編では、①親族に「病院につれていけ」と言われて困惑する家族、②死前喘鳴の出現に困惑する家族の2編を収録した。
作成したDVDは、研究班の大学での講義や、病院・施設でのエンドオブライフに関する研修に活用してもらうなど、少しずつDVDを配布しながら教材の評価をしている。
また、今年度は、ハワイ大学のTranslation Health Science Simulation Center (THSSC)の見学をするとともに、シミュレーション教育の実践とシナリオ作成の概要について講義を受けた。その中で、エンドオブライフに関するシミュレーション教育の可能性と限界について確認することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

エンドオブライフにおけるコミュニケーション演習のためのDVDを作成することができ、おおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

本学の2年次、3年次のエンドオブライフにある患者とその家族とのコミュニケーション演習時に、作成したDVDを使用する予定である。
時間的にすべての映像をもとに演習をすることができないため、自己学習できるよう図書館で閲覧できるようにしている。

次年度使用額が生じた理由

計画当初は、e-learnig教材の予定であったが、ネット環境が整わずDVD作成に変更したため、計画当初より安価となった。
また、共同研究者の休職に伴い、予定配分が未使用となった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] エンドオブライフケア実践者の育成のために-コミュニケーション演習教材を作成して-2018

    • 著者名/発表者名
      糸島陽子 植村小夜子 望月紀子
    • 雑誌名

      地域ケアリング

      巻: 20 ページ: 50-51

  • [学会発表] 訪問看護ステーションに対する看護師の看取りに対する思い2017

    • 著者名/発表者名
      糸島陽子 植村小夜子 望月紀子 伊藤あゆみ ベッカー・カール
    • 学会等名
      国際看護師協会(ICN)
    • 国際学会
  • [図書] テキストブック 生命倫理2018

    • 著者名/発表者名
      霜田求編 糸島陽子(第9章)
    • 総ページ数
      202(担当97-107)
    • 出版者
      法律文化社
    • ISBN
      978-4-589-03895-1

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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