研究課題
基盤研究(C)
看護師の職業性腰痛は他職種と比較して深刻であり,離職者防止のためにも腰痛対策は急務である.そこで,本研究では腰痛要因となる危険姿勢を勤務中に警告・モニタリング可能な携帯型姿勢計測装置を開発した.実際の看護現場において検証した結果,平均前傾姿勢角度の減少および腰部負担を改善するためのボディメカニクス活用意識の向上を認めた.今後も引き続き,実際の看護現場に組み入れ,自己の腰痛予防意識を高める腰痛予防教育を組織的・継続的に行っていく必要性が示唆された.
医歯薬学