研究課題/領域番号 |
15K11562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 千葉科学大学 |
研究代表者 |
冨樫 千秋 千葉科学大学, 看護学部, 教授 (40312897)
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研究分担者 |
藤本 一雄 千葉科学大学, 危機管理学部, 教授 (00313362)
大塚 朱美 千葉科学大学, 看護学部, 講師 (30738927)
石津 みゑ子 和洋女子大学, 看護学部, 教授 (50258985)
鈴木 康宏 千葉科学大学, 看護学部, 講師 (60737170)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | リスクマネジメント / 地震 / 看護師 |
研究成果の概要 |
看護管理者を対象とした全国調査を2017年9月におこない災害対応計画の課題を明らかにした上で、看護管理者を対象に病院災害対応計画の促進および災害に対する危機感を醸成するための情報提供の介入をおこった。同意があった対象者を無作為に介入群17名、対照群18名に割り付けた。介入群には、半月1回3か月間(2020年1月から2020年3月)に計6回の情報提供をおこなった。結果、介入群で統計学的有意に変化した項目は「災害時の患者のケア(優先順位の付け方や救命処置等)について教育している」であった。情報提供の介入は看護管理者に災害時の患者のケアを教育することを意識づけることに効果があったと考えられる。
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自由記述の分野 |
看護管理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界的に地震が少ないため、病院勤務看護師全体の地震対策や地震時の対応の実態を明らかにした研究はほとんどなされていなかった。また、日本では、東日本大震災以降に、病院勤務看護師を対象に研究がされるようになったが1施設の現状を示したものがほとんどで、日本全国の病院を対象とした研究はされたいなかった。本研究で全国調査を実施し、災害対応計画の課題を明らかにした。今後、また起きる可能性のある地震にむけてとられている取り組みや対策の効果を介入研究で明らかにした研究はなかった。しかし、本研究で情報提供という介入が看護管理者に災害時の患者のケアを教育することを意識づけることに効果があることを明らかにした。
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