研究課題
基盤研究(C)
合併症のない植込型左室補助人工心臓患者は在宅移植待機が可能であり、すみやかな自宅復帰の実現が望ましい。しかし、患者は、脳血管障害やドライブライン皮膚貫通部の感染、機器トラブルなど、重篤な合併症のリスクと隣り合わせの状況であり、患者や介護者には、毎日の機器のモニタリングや体調管理が求められる。本研究では、在宅管理中の患者がポンプパラメータや体調など、自己管理する項目を入力できるiPadアプリケーションを開発した。患者が入力する内容を関連する多職種で共有し、医療者から患者へも情報発信可能なシステムであり、実証実験により問題なく稼働することが確認された。
基礎看護学