本研究の目的は、外来看護の質の標準化を見据え、慢性疾患患者を支える病院外来に勤務する看護師に特化した、院内教育モデルを開発することである。はじめに、病院外来に勤務する外来看護師のうち、慢性疾患患者を支える外来看護師の役割と能力について、文献検討とインタビュー調査を基に検討した。結果、外来看護師の4つの役割と、7つの能力が明らかになった。更に、首都圏の400床以上の病院に勤務する外来看護師を対象に、無記名のアンケート調査を実施し、学習ニードを調査した。以上の結果から、慢性疾患患者を支える外来看護師の能力開発に焦点を当てた、教育モデル試案を作成した。
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