研究課題/領域番号 |
15K11608
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研究機関 | 京都看護大学 |
研究代表者 |
田村 葉子 京都看護大学, 看護学部, 講師 (40518966)
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研究分担者 |
竹之内 沙弥香 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00520016)
任 和子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40243084)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | クリティカルケア / エンド・オブ・ライフ・ケア / 看護教育 |
研究実績の概要 |
平成27年度は、ELNEC-Jクリティカルケアカリキュラム指導者用ガイド2015(以下「本ガイド」とする)を開発した。本ガイドは、急性・重症患者看護専門看護師と大学教員で構成されるメンバー30名で開発した。本ガイドの開発に際して、まず日本で既に開発されているELNEC-Jコアカリキュラムと、米国版ELNEC-Critical Careの教材の比較検討を進め、我が国のクリティカルケア領域及び文化的背景特有の内容について増補した。本ガイドの学習単元である8つのモジュールはそれぞれ、①表紙 ②モジュールの概要(モジュールの概要、キーメッセージ、目的)③受講者用アウトライン ④スライド ⑤講師用アウトライン ⑥ケーススタディ ⑦補助教材 ⑧文献リストで構成した。さらに平成27年9月には、開発された本ガイドを用いて「ELNEC-Jクリティカルケアカリキュラム看護師教育プログラム」を実施した。 同時に、救急・集中治療領域における終末期ケア看護教育の実施状況の実態を明らかにするために、クリティカルケア領域に携わる看護師および大学教員を対象に、終末期ケア看護教育の実施状況の実態調査を実施した。平成27年度は、研究者との度重なる検討を経て自記式質問紙を作成した。本調査計画に関する倫理審査の承認が得られた後、全国の看護系大学の救急・集中治療領域の教員およびクリティカルケアに特化した看護師(急性・重症患者看護専門看護師、集中ケア認定看護師、救急看護認定看護師)2,700名を対象に郵送し、現在回収の段階にある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究者との度重なる検討を経て自記式質問紙調査票を作成していたため。
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今後の研究の推進方策 |
全国調査の結果を考察し、ELNEC-Jクリティカルケアカリキュラム指導者養成プログラムの内容に反映させる。
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次年度使用額が生じた理由 |
全国調査の開始が遅れたため、郵送費等の支出が当初の計画と異なったため。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度に繰り越し、次年度に全国調査を実施する。
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