研究課題/領域番号 |
15K11629
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
三浦 浅子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (90512517)
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研究分担者 |
高瀬 佳苗 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (20455009)
菊川 幸恵 福島県立医科大学, 看護学部, 助手 (60746999) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | がんサバイバー / がん治療後 / 長期生存 / がんサバイバーシップケア / がんサバイバー間の交流 / 学習プログラム |
研究実績の概要 |
1.広域サロン:宮城県美里町保健所と山形県のがん看護専門看護師3名の研究協力の了承を得た。美里町及び山形市で広域サロンの開催を企画し、学習会及び参加者の交流会を行った。結果は、美里町で11月参加者14名(テーマ;自分の病気を知ろう)、3月参加者12名(テーマ:ストレッチをしてみよう)、山形市で3月10名(テーマ:栄養・食事を考えてみよう)だった。両県の広域サロンは、アメリカ視察の成果をもとに2019年も継続し参加者の拡大を図っていきたい。 2.海外視察:アメリカの長期生存がんサバイバーシップケアの視察研修について業務委託を企画会社に依頼した。12月初旬に4名(研究代表者、分担者、がん看護専門看護師2名)でアメリカのシアトル地域のワシントン大学、Fred Hutchinson がん研究所等での取り組みついて視察を行った。日本との違いは、15年前からがん患者の運動療法を実施し、倦怠感の軽減、筋力や体力の増加などQOL向上に寄与していた。また、高度実践看護者が診療所や相談支援センターを開業し、地域の病院や医療者と連携してがんサバイバーシップケアを実施していた。アメリカの講師からは、日本でも長期生存者が増えているので我々の研究の意義と継続の支持を受けた。 3.個別的な支援プログラムの構築:研究代表物が、頭頸部がん治療後患者の自己管理支援プログラムの構築に関す研究として、インタビュー調査及び質的帰納的に分析を行った。この結果と文献検討やアメリカ視察をもとに自己管理支援プログラムの作成を行い、介入検証について2019年以降も研究を継続したい。 4.研究成果の公表:2019年2月に日本がん看護学会で院内サロンの取り組みついてポスター発表を行った。今後、2019年9月開催の日本がんサポーティブケア学会でアメリカの運動療法の実際ついてポスター発表を計画している。また論文発表を予定している。
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