経口抗がん剤は入院の必要がなく患者自身が自らの生活の中で自分らしさを守りながら治療できる。一方で患者は医療者のいないところで副作用をはじめ様々な状況に自ら対処し生活全体をマネジメントしなければならない。そのため治療効果を十分に発揮するためには治療計画を遂行する良好なアドヒアランスが必要とされる。 今回我々は、患者をこれまでのように医療者が作成したプログラムに参加させ指導するのではなく、患者自身が自分自身をマネジメントする専門家として参加するコンコーダンスの概念を基に支援プログラムを作成し、実践及び介入することを目的とした。
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