研究成果の概要 |
本研究では,胎児異常を診断された妊婦や出産後にNICU入院となった新生児の母親と関わることの多い助産師をケアの専門家として位置づけ,専門家の同意の程度や対立する意見のすり合わせを行い,胎児異常を診断された妊婦への具体的支援内容のコンセンサス形成を目的とし調査を実施した.142名の助産師に対して、アンケート調査(デルファイ法)を実施した。結果、8項目の助産ケアについてその必要性のコンセンサスを得られた。しかし、それらのケアのすべてが実際に実施されているわけではなかった。「夫や家族の対象理解」「妊婦をサポートする体制づくり」「育児準備」については必ずしも実施されいないことが明らかとなった。
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